第2章 高級寮
「お前、呪詛なんてよく覚えれたな。
・・それも、過去と関係あるのか?」
呆れた表情で話す俺に、クラトスは目をそらして答えた
「・・・・・全くないわけではない。
だが、幼い頃から、なぜか呪文暗記は得意だった。」
「へー・・そりゃ、いい賜物もってるじゃん」
「そういうお前こそ、炎と風が得意なんだろ」
「え、なんでそれを・・?!」
「お前と任務をともにすることになってから、調べた。
何が得意で、何が苦手なのか・・どこで生まれ、どうして生きてきたのか・・・。
調べれることはすべて調べた」
ゾッとしてない
といえば、嘘になる
俺は、自分のことをここまで調べられた事に、寒気がした
そこまで俺は信頼されていないのか
いや、それもそうだ
初めて会って、いきなり極秘任務に就かなくちゃいけないんだからな
俺が無用心すぎるのか・・・?
だが、クラトスが魔法戦争での被害者で、科学側に拉致され、人体実験にされていたんだ
人を疑うようになっていても、おかしくはないか。
「デリック、風の魔法が得意なら、お前はきっと魔力操作が得意なはずだ」
「いやいや、簡単に言うなよ!
確かに魔力操作は得意だけど、呪詛魔法とは話が違う!」
「大丈夫だ、おまえならできる。
現に自分の炎と俺の呪詛魔法を寄付できていた・・これは俺の魔力と自分の魔力を同時に操作できた証拠だ」
「・・・。」
「だから、あとは呪文を覚えればできるはずだ。
・・心配しるな、この用紙に書いている呪文が解読できないなら、俺が徹夜してでも教えてやる。」
「え・・あー・・いや、それはー・・」