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Instead of drink[テニプリ 越前 リョーマ]

第3章 夕暮れ





家に着いたは床に座り込み窓をぼーっと見ていた。
そこから手を伸ばしカーテンを少し開ける。
長い1日だった、そんな気がする。
夜を迎えただけで朝と何も変わらないこの部屋。
脱ぎっぱなしのパジャマに飲み残しのカップ、無造作に置かれたリモコン。
それらとは対照的に自分の心は大きく変わっている。
バッグからスマホをとりメッセージアプリを開くと朝まではなかったリョーマの名前がそこにあった。
帰り道、リョーマの方から交換しとく?と聞いてきた。夢にまで見たと言えるほど欲しかったものだ。しばらくその名前を眺めてからゆっくりとキーボードをタップする。

【今日は ありがとう】

送信。
既読になるだろうか、1分ほど画面を見つめていたが送信した時間のまま動かなかった。
まだ着いてないかな…
はスマホを閉じて立ち上がり、開けたカーテンを閉めて上着を脱いだ。
髪を結ぶヘアゴムを探しながら床に置いたスマホを見る。何も反応がない。
こんな気持ち、いつぶりだろう。
メッセージの知らせが来るのをこんなに待ち望むことなんて。
音は鳴らない。
マナーモードにしていただろうか、
いやしていたとしても床に置いているのだからすぐわかる。
見つけたヘアゴムを手に取り髪を結ぶ。
飲みたくはなかったがバッグに入れっぱなしのペットボトルのお茶を取りこくりと一口飲んだ。





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