第25章 キス…した、い。
「あっ…!!」
同時に体の中に入ってきた異物。
ゆっくりと、でも意思を持って私の奥深くへ突き進んでいる。
「狭いな…」
「やだ…ロー…」
ローの指はエリナの奥深くを目指して、その狭い中を行く。
ある場所を責められた途端、身体の奥がジンとして声が漏れる。
「あっ!やだそこッ…」
「ここか」
エリナの反応を見て満足そうに笑ったローはその一点を集中的に突いた。
「ああああ!」
突かれる度に声が出てしまって。
自分じゃないみたいだった。
「増やすぞ」
更に指を二本にされ責められる。
きつく閉ざしていたそこは愛液を溢れ出し、ローの指を咥え込み離さない。
「ふ…すげぇぞお前のここ」
満足そうな妖艶な笑みに、エリナは羞恥心で唇を噛みしめる。
ローが悪戯にぴちゃぴちゃと音をたてるから嫌でも聞こえてきて。
「…っ!…だって…あっ」
前髪を汗で濡らして今にも泣き出しそうな表情でよがるエリナの痴態。
普段は勝気で小生意気な彼女のギャップに。
華麗で冷静、才色兼備で世界が恐るる魔女の姿とは似ても似つかない所に。
ローは征服感と支配感そして溢れ出るサディズムに身震いするかのようだった。
「ああ!…あっ、ろぉ…っんああっ」
エリナのそこはローの指を三本も咥え込み、シーツはエリナの愛液で汚れていた。
エリナは目尻に涙をためながら、シーツを握り締めただただ快感に溺れる。
指で攻める度によじれる彼女の体と白いふくよかな胸。
俺も限界だな…
下への攻めと同時に乳首を舐めてやれば、エリナは一層甲高い声で啼いた。
「ああああっ、ろ、ろぉ…もぉ…!」
「あ?早ぇよ」
ずぷり、と指を引き抜き蜜で溢れる指先を舐め取る。
エリナに見せつけるように。
「お楽しみはこれからだろ」
「っ…!ムリ…」
「聞こえねぇ」
ベルトをカチャカチャと外す金属音が、やけに耳に響く。
想像せずともこれから何が待ち受けるのか。
「…っ!」
「力抜け」
覆いかぶさるローの体重と下半身に当てがわれるその感触。
それはゆっくりと私の中へ侵入してきた。