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最愛 【黒子のバスケ】

第4章 揺れる心


黄瀬くんのおかげでお昼は完食で、その後戻った矢崎さんとドラマの今後のスケジュールについて打ち合わせをさせてもらった。

次回クールの連ドラで、連ドラのメイクを受けたらそれを中心にスケジュールを組まなくてはいけないから、真っ先に撮影の予定を確認して、ロケや予備日など全てを一緒に確認した。



「そろそろメイク始めても大丈夫ですか?」

「よろしく」

「よろしくお願いします」


打ち合わせの後少し休憩を挟んで、午後の撮影に向けてメイクを仕上げる。

今日は午前中と同じ雑誌の撮影でベースは既に整っているから、午前中よりは短時間で仕上げられる。


「なんか首の後ろんとこ痒いんスけど…なんかなってる?」

鎖骨のメイクを直していると、これからメイクする予定の首の後ろを黄瀬くんが人差し指で小さく掻いている。



「あ…多分これ刺されてますね。赤くなってます」

「マジっスか。え、いつだろ。カバーできる?」

「はい。多分痒いと思うのでテープしてからカバーしますね」

こういう小さなトラブルはそこそこの頻度である。
メイクでどうにかなる部分はメイク、どうにもならなければ編集だけど今回はメイクの出番。


「テープ貼ると痒み収まるんスね!初めて知った!すげー」

「空気に触れないと痒みが和らぐって事のようです」



ちょっとしたトラブルはあったけど、無事に午後の撮影用に仕上がった黄瀬くんと一緒にスタジオに入ると、編集者とスタジオ関係者がなにか話し込んでいる。


「黄瀬さん矢崎さんすみません。ちょっと照明トラブルで撮影後でインタビュー先にさせて貰えないでしょうか?上がり時間は変わらないようにしますんで…」

「黒須さん、スケジュールいかがですか?」

「問題ありません」

いつもならめいっぱい仕事を入れるけど、今は大我が帰国してて、できるだけ大我と話す時間が欲しくて少し緩めのスケジュールにしていたから助かった。

「ありがとうございます」


あたしは一旦控え室に引き上げて、撮影に備えてメイク直しのためにメイク道具をもう一度用意していると、ノックが無いまま部屋のドアが開いた。


「あれ、黄瀬君、忘れ物?」














「…黒須か?」

低くて優しくて…頭から離れない


昨日好きだと認めたばかりの人の声


なんで会っちゃうの…
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