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最愛 【黒子のバスケ】

第4章 揺れる心


昨日さつきが、明日はみさきと美緒とお買い物なのって言ってたからどうせ火神は暇だろうとバスケに誘った
黄瀬は仕事だと

ゲーノージンなんてご苦労な仕事よくやってられんな

俺達もシーズンオフにそういう仕事があるけどマジでヤダ
できりゃやりたくねぇ



帰国中は黒須の家に転がり込んでる火神を迎えに行ってやったけど、何となくムカつく気がしなくもねぇ

なんで黒須んちなんだよ
ホテル取れよ


若干の気に入らなさはあるけどまぁ黒須は火神を男としては見ちゃいねぇし…


移動しながら今朝の黒須の話を聞いてすげぇ笑えた。


20分で用意できる女とか…
今まで会ったことねぇわ。

どいつもこいつもチンタラチンタラ用意してだらだら買い物してってのが女だと思ってた


買物短くて用意の早い女は俺的に最高




火神と黒須の話をしながらするドライブはすげぇ早く感じた

高校ん時よく来たコートに着いて、何度か1on1をして負けはしなかったけど危ねぇシーンは何度もあった

やっぱこいつもスゲー強くなってる
火神の爆発的なジャンプ力はチーム全体を乗せるパワーがある

チーム戦でも1on1でも一瞬でも気を抜けば一気に攻め込まれる。

俺の方が上手いなんて言ってられる余裕がねぇことは自分が一番分かってる

それでも意地は張り通さねぇと意味がねぇ。


お袋に余計なことを言われんのが嫌で話題をバスケから逸らして、夕飯ならちょうどいいと思って黒須を誘わせた。



何となく会いたかった。
あの目が合った瞬間の高揚感を確かめたかった。


合流するために黒須のマンションに着いて車で待つと、すぐに国産のSUVが入ってきた。

「お、きた」

マジか…
意外だな…

一人で乗るには大きめの車から小柄な黒須が降りてきて、火神を見つけて笑って手を振ってちょこちょこ走ってきた

何だあれ。
すげぇ可愛いじゃねぇかよ

つか、白似合う


華奢な体にフィットするTシャツと細いデニム
すげぇシンプル

昨日より背が高く見えんのは多分、足元のヒールが昨日よりも高けぇから


顔ちっせ

腰もやっぱりすげぇ細ぇ

髪あんな長げぇんだ


トータルしていい。




体はめちゃくちゃ細せぇけど……



すげー俺好み。
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