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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


「…なぁ。ちょっと聞きてぇ事あんだけどいいか?」


もう会えなくなるのが寂しくて黙り込むあたしにいつもより低いい青峰君の声が聞こえた。

怒ってる感じはないけど、いつもよりも声が硬い気がする。


「うん?」

「お前さ…火神のこと男として見てねぇって言ってたの覚えてるか?」

「真太郎の二次会で?覚えてるよ。なんで?」

「俺と会ってたら火神に勘違いされるぞ」

「ん?大我が何を勘違いするの?」

質問の趣旨が全然分からなくて逆に聞き返してしまった。


「黒須は本当は火神が好きなんじゃねーの?」

「え?好きだよ。……だって幼馴染だもん。青峰君大丈夫?」

話が全然見えない

大我の事は昔からずっと大好き
なんでそんなことを青峰君が眉間にしわを寄せて聞いてくるのか、不思議でしょうがない。



「…ただの幼馴染で上半身の写真もらうのか?」


「もらうよ。仕事だもん」


これって…もしかしてあの誤爆メッセージの事?












「は?」

「え?……だって仕事で必要なら幼馴染だって上半身の写真もらうよ。当日までに会えない初めてのクライアントからはみんな写真送ってもらうよ」


「仕事…かよ…」

小さく呟いて口に手を当てて笑いをこらえてるのか分からないけど、声の硬さはすっかりなくなった。


「ねぇ。大丈夫?どうしたの?」

「はぁ……やっぱなんでもねぇわ」


大きなため息ついて、ベッドに勢いよく仰向けで寝転がって目を隠したまま口元が笑ってる。


でもこれってやっぱりどう考えてもあたしの誤爆メールが原因だよね…?
いきなりあんなの送っちゃったから変態だと思われたって事?

もしかして今日あたしに変なことされるって思って警戒させちゃった?


「オファーから撮影までが時間なくて、機内でシュミレーションしたくて写真もらったの。大我の体なんて見慣れてると思ったけど触ると全然違ってほんとに鍛えられててびっくりした」

「は⁉見慣れてるってなんでだよ!しかもなんで火神に触るんだよ!」


さっきまでゴロンと寝っ転がってたのに、飛び起きるように体を起こしてあたしを見てる。

「え⁉…えっと……大我は夏は家では基本上着てないから見慣れてて……触るのは、画像見ただけじゃ筋とか筋肉とか分からなくて、触って確かめないとボディアートきないから…かな」
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