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最愛 【黒子のバスケ】

第22章 大雨


相手を突き止めるのは諦めるしかなくてもダイキは諦められない。

だからこの安いギャラで自分の宣伝にもならない現場に入ることにした。


そして顔合わせの時、神様があたしにあの女と会わせてくれた。

写真では本当のところは分からなかったけど写真通りの女だった

『クロス……ミサキ』自己紹介の名前で確信した

何のとりえもない棒のような手足に薄い体と低い身長
顔は日本人とはいえないハーフみたいな顔立ち

不細工ってわけじゃないけど、はっきり言ってあたしの方が綺麗。
ダイキは大きい胸が好きなんだから、あれじゃ話にならない。


取り戻すなんて簡単
どれほど魅力的な人かと思ってたけど拍子抜けした。


それにフルネームは聞いたことはあった。
若いけどメイクの腕は一流で、知り合いのモデルも女優も何人かはやってもらってたらしいから名前は聞いたことがある。


顔は知らなかったし、ファミリーネームが分からなかったせいで全く気付かなかった。


連れてきたメイクももしかしたら活躍の場はないかもしれない。


あたしが専属メイクを連れてきたのは協力者が欲しかったから。
この先の仕事を保証してあげるから、ダイキとヨリを戻すのに協力してって言ったら二つ返事だった。


こんなとこで探してた女と鉢合わせるとは思わなかったけど、どっちがダイキにふさわしいかなんて聞くまでもない
あの見た目で本当にダイキに愛されてるって思ってるなら勘違いの馬鹿女にも程がある。

仮に今、ダイキがあの女に興味を持っていても取り戻す自信はある。
ダイキの好みを考えれば、どんなに良く見積もったってあれは興味本位でちょっかい出しただけ。


ダイキは誰にも渡さない。
あたしの男




オープニングディナーであたしを見ても普通にしてるところを見ると、あたしとダイキの関係は耳に入ってないって感じだった。




なら……


知らないならあたしが教える

あたしが現実を見せてあげる




でもその前にその靴はあなたには分不相応。





それは一流の人間だけが履けるもので、ただのメイクが手にしていいものじゃない。


おとなしそうな顔してねだるものに品性が出るわね。
高価な物を持てば自分の価値が上がると思ってる?


確かにヒールはいいけど履くのがあなたじゃヒールも職人も泣くわ
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