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最愛 【黒子のバスケ】

第6章 take off


「お前、みさきにスキンシップ多すぎ。あいつそういうの慣れてねぇから加減してやれよ」

みさきは誰とも付き合ったことねぇし男を避けてた。
俺と辰也とはハグとかチークキスは普通にしてるけど、それは習慣だからであって誰とでもするって訳じゃねぇ。

緑間の事は信頼してるし仲もいいけど緑間とはハグもキスもしない。


桃井とか進藤相手だとみさきもスキンシップが多いけど、男には絶対やらねぇしさせねぇ

だからさっきカフェを出た時もハグを許した時も俺が驚いた。


「やっぱな。カフェで引き寄せたとき何となく感じたわ。それに…」



「なんだよ」

途中でやめられたことで気になって続きを促したけど、考え込んで続きの言葉がねぇ。


「いや、なんでもねー。寝るわ」


多分緑間と話したことだ。
緑間から青峰に呼ばれてみさきのことを聞かれたと連絡がきてたから話したことは知ってた。


あの時みさきが真太郎って呼んだことで青峰はやっぱ勘違いしてたっぽい

あんときは聞いたら空気が悪くなるって察したから引いたって事か…


緑間は、誤解は解いたけど詳しいことは何も話してねぇつってたから青峰にはまだ違和感は残ってるはずだ。


けど気軽に話せるようなことじゃねぇし、俺や緑間が勝手に話していいことでもねぇから、今聞かれたとこで進展はしねえ。


それでも、青峰は野生の勘みたいなのか尋常じゃねぇから何か気づいてるかもしれねぇ。



緑間は変人だけどモテる。

あいつ本人が玲子さん以外を寄せ付けないだけ。


そんな男をファーストネームで親しげに呼んだら誰だって勘ぐりたくなる。

まして青峰と緑間は中学からの付き合いなのに、今まで会ったことも、話が出たことすらもねぇ女が突然あの緑間をそう呼んだら勘違いすんのも無理はねぇ。


しかも、桃井からみさきが23までアメリカにいたってことを聞いてたらしく、ますます接点はねぇってことを青峰は気付いてる。


変な勘違いすんなよ
みさきは緑間とは何でもねぇ

みさきが好きなのはムカつくことにお前なんだから


まぁ勘違いしたとこで緑間は既婚者だし、青峰は諦めねぇだろうし、なるようになる。


俺も寝るか…
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