第2章 あなたをください
この歪んだ愛を持つ自分を受け入れることの出来る女は、生涯エミリア以外にはいない。絶対に。
「様になってきたな・・・」
「気持ちいい・・・ですか」
「ああ、最高だ・・・エミリア」
堪らなくなってエミリアを抱きすくめてベッドに寝かせ、抜けてしまったモノを正常位で再び挿入した。
思わず声が漏れてしまった。エミリアも視点が合わない。エミリアの膝裏を持ち、頼りない力の腕に足を抱えるように持たせて突いた。
甲高い声が鼓膜を震わせた。エミリアの腕から足が抜け、投げ出された。仕方が無いので足を自分の肩に掛けて腰が上がる程に身体を丸めさせて下に向かい腰を動かした。
エミリアの色気のない、獣の唸り声のそれに似た苦しげな鳴き声。
それが聞きたくて首に手を掛ける。
ビクンとして首を横に振って「やめて」と表情で訴えてくる。だがそれがエルヴィンにとっては最高の反応で、手に力を込める手助けをしただけだった。
「あ"お"・・・がっ・・・ぐ・・・」
「あぁ、苦しいな、すまない・・・だがお前が悪い。そうだろう。あんなイタズラしたらいけないだろ、みんな驚いていたぞ」
「ぐ・・・・・・」
「こういう時はな、“ごめんなさい”って言うんだ。上手にごめんなさい出来たら膣内に出してやる、どうだ?出来るな?」
捲し立てるエルヴィンはエミリアの首にやった手を退けた。