第3章 聞いてない!*
「!?!?」
突然のことに驚き暴れる私に
「おっとまたじゃじゃ馬ですか?」
と問いかけてくる彼
「何すんのよ!」
と声を荒らげる私に対してなにか可笑しなことでもというふうに
「が言ったのですよ?縁の契約を早く結びたいと」
とにこりと笑う彼にこれから先をなんとなく察する私
「今すぐ撤回 辞める 縁の契約なんて結ばないから退いて!」
という
「もう遅いですよ まぁそうですね 静司と呼んでくれれば考えないこともありません」
そう言われ
「.....は?」
何やっぱこいつ頭おかしいわなんて思っていると組み込まれた手を一纏めにされる
「3カウントしましょう。 その間に言ってくださいね」
そういい
「1.......2.......」
と数え始めながら首にそっと手を這わす彼に驚き
「言うから 辞めてせ、静司!!」
と言うと
「よく出来ましたね」
そういい頭を撫でる彼に少しほっとしていると耳を弄り始める彼に
「ちょっ 辞めるって約束!!」
と言うと
「おや 私は辞めるとは一言も言っていませんよ 考えるとは言いましたがひねくれているもので」
とにこりと笑うやつに
嘘だろと頭の中がいっぱいになった