第22章 政宗の小姓(R18)

快濁として恍惚に甘えるような目で政宗を見ている。
「イイしか聞かない」
政宗が唇を重ねる。
チュッ チュッッ
「ん、ふっ、ぁふ」
瑠璃の舌が絡む。
クチュ チュルッ、ちゅくっ ちゅっく チュ
政宗が仕掛けて逃げれば追いかけられる。
欲しがって、探って、舌を絡める。

そっと 瞼を上げて盗み見れば、目の前の瑠璃は、口付けに没頭し、陶酔している。

(俺 好みになった)
色事の時の瑠璃はすっかり政宗の思うようになった。
政宗が変えた。
変えたと言うより、教え作った。
瑠璃は政宗しか知らないのだから。

(強請れ、妖しく淫らに…心も身体も解放しろ)

「んっ、んん…はっ、あ…あ」
政宗が抱き抱え、頭も引き寄せていないと、
瑠璃は既に、上向いている事も出来ない。
(んーー…ち……ぃい……)

白く霞み、フワフワとした思考の中で、それだけを思う。