• テキストサイズ

モデルのボーダー隊員(前のストーリーとは少々異なります)

第16章 #最終決戦と大事な人


*注意事項(作品説明)を読んだ方のみ自己責任で読んでください。


明希side

「おい、起きろ」

ふと男性の声がして、ぼんやりと意識が浮上する。
ふわふわする。身体も少し熱い。熱でもあるんだろうか。
目を開けると、青い髪の知らない男性が横にいた。

「!?」
「やっと起きたな。事に移そうにも本人が起きなければ意味がないからな」

思わず飛び起き、壁際まで下がってしまう。

「な、何を言って...」
「薬の効きはどうだ?」

怯える僕に顔を近付け、耳元で呟かれる。
薬の効きと言うのが何か解らなかったが、身体の方はビクッと反応する。何これ...

「よく効いているようだな」
「な、何を飲ませたの...?」
「ただの媚薬だ」
「ビヤク...?」
「お前、何も知らないのか?簡単に言えば...こういう薬だ」

ビヤクが何かわからない僕にまた近づき、今度は腰を撫でてくる。

「ひぁ...!」ビクッ
「いい反応だ。これでどんな薬かわかっただろう?」
「いや...やだ...」

今から自分が何をされるかわかってしまった僕は必死に逃げようとする。しかし火照った身体は言うことを聞かず、壁に凭れることしか出来ない。

「随分と厭らしい顔だ。「嫌だ」と言いながら、性欲を駆り立てるのが上手いな」

違う。僕はそんなつもりない。
顔がどんどん近付いてくる。顔を反らそうにも、手で固定されて動かせない。
やがて唇が重なる。

「んん...!」

気持ち悪い。何でこの人と。
離れようと腕に力を入れるがびくともしない。

「んぁ...はぁ、いや...ん...!?」

唇の間から何かが入ってきた。何かは僕の舌を絡めとり、激しく動き回る。

「んん!...んぁ......んん....」

やがて腰が抜け、気付けば男性に支えられていた。やっと解放されると、僕と男性の口から糸が引く。支えのなくなった身体はベッドへと倒れ込む。

「はぁ...はぁ...」
「その表情、お前の友人達が見たらどう思うだろうな」

男性は僕に被さるようにして上になる。顔を首筋に埋め、舐められる。

「ひゃっ!いやぁ...!」ビクッ
「いい声だ。もっと鳴くといい」
「んあっ!あぁっ!」ビクッ

服の中に手が入ってくる。横腹やヘソを撫でられ、抑えようとした漏れ声が出てしまう。

僕はこのまま、この人に汚されるんだろうか。
/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp