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モデルのボーダー隊員(前のストーリーとは少々異なります)

第22章 記者会見と仕事


「あ、遊真君。駿君も居る。2人ともおつかれ〜」

解説終わりに個人ランク戦ブースへ行くと、その2人がいた。聞くところによると、駿君からグラスホッパーの使い方を教えて貰っていたらしい。

「グラスホッパーは便利だよね。移動手段にも使えるし、障害物とかにも使えるし、使い道が多い」
「明希ちゃん先輩の使い方は独特だよね。自分以外にも使っちゃうんだもん」
「そんなことも出来るのか。中々奥が深いですな」

グラスホッパーにさらなる興味が湧いた遊真君。好奇心って素晴らしい。

「そうだ。明希先輩、今から俺の相手してよ」
「遊真君の?別に良いけど、この後事務仕事があるから3戦だけね?」
「わかった」
「遊真先輩ずるーい!俺も明希ちゃん先輩したい!」
「駿君は明日やろうか。明日のお昼前なら少し空いてるから」
「わーい!ありがとう明希ちゃん先輩!楽しみにしてる!」

ご機嫌になった駿君は今日はもう帰るね〜と言って帰って行った。


「さて、始めようか」
「だな」

1戦目が始まり、遊真君が仕掛けてくる。教えて貰ったグラスホッパーはまだ使わないらしい。
バイパーで遊真君の動きを制限し、軌道を直線にしたバイパーで仕留める。

「明希先輩のバイパー面倒臭いね」

遊真君はそう言い残して緊急脱出した。


2戦目、天候をランダムにしたせいで暴風になってしまった。髪がオールバックなんだが。

「先輩のおでこ初めて見たな」
「まぁ、態々見せる事ないしね」

いつの間にかすぐ近くまで来ていた遊真君が、またもやスコーピオンで切り掛る。今度は孤月で払い、体勢崩れた所を突く。

「おっと、危ない危ない」
「ここでグラスホッパー。少しわかってきたみたいだね」
「明希先輩が言ったように、移動以外にも使えて便利だな」
「でしょ?実はもっと便利な使い方があるんだけど、それは自分で見つけてごらん♪」

そう言って旋空弧月を放ち、遊真君が避けた所にバイパーを放つ。バイパーの軌道って読めないから、フルガードしなくちゃいけないんだよね。僕の場合、シールドなんて関係ないんだけどね。


3戦目
最後は僕から斬り合いを挑んだ。数回でスコーピオンが折れ、生成が間に合わずに終わった。

「全く勝てなかった」
「グラスホッパーが使えるようになれば勝てるよ」

その後遊真君と別れ、宛てがわれた自室へ籠る。事務仕事は翌朝まで続いた。
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