第9章 【織田信長】路地裏にふる甘い雨【DNH企画】※R-18
忍「どんな話ですか?光秀さん」
光秀「そうだな。昨晩出たらしい」
光秀は淡々とその話を告げた。
忍「お化けですか?」
政宗「幽霊ww怖いのか、かわいいな」
信長「物の怪か・・・」
秀吉「信長様に何かあれば物の怪でも許さん」
光秀の言葉にそれぞれ違う反応を示す。
光秀「物の怪・・・近いかもしれんな。
昨晩、人気のない路地裏で、
雨の音に混ざり、
女の泣き声と、
何かを耐えるような男の声がしたそうだ」
路地裏、そしてそのあとの単語に、
忍の顔がじわじわと赤く染まる。
光秀のいうその話とは、
もしかして自分と信長様のことではと、
想像するのは容易だったからだ。
光秀「おや小娘。ずいぶんと顔が赤いが熱があがったか?」
忍「み・・・光秀さん・・・あの・・・」
政宗「・・・そういやお前昨日濡れて帰ってきたな」
秀吉「・・・そうだ。遅い時間に信長様におぶられて・・・
信長様。後程詳しい話を聞かせてもらえますか?」
信長「・・・・・・仕方あるまい」
光秀の言葉に政宗と秀吉も何かを感じ取ったのだろう、
顔を赤らめる忍、
気まずそうな信長、
にやにやと笑う光秀を順に見つめた。