第5章 イライラ
まさかこんな所でいかがわしい行為をされるとは夢にも思ってなかった私は内心とても焦っていた。
「こ、こんな所で…!やめなさいよ!」
「ならベッドに連れていったら素直に抱かれる?」
「そうは言ってないでしょ!」
「なら、お仕置き。」
シュルっと手のスライムが腕に絡み登ってくるのが分かる。そのままスライムは服の中に侵入して服の中のブラをたくしあげる。そして、胸を揉み始めた。
「いやっ」
身体をよじるが、肌に密着するようにはりつくスライム相手には意味がない。
「君が俺に抵抗しないって約束するなら、やめてあげる。」
奴は得意気な顔をして言う。いつもこうやって主導権を奪われてしまう。
「絶対嫌。」
私にできるのは抵抗することだけだ。それをやめる訳がない。
彼はちょっとムッとした様子だった。