第9章 結婚の準備

そうすると昼間会えなかった分の反動がすごかったりするわけではあるが結婚式準備期間が目前に迫ってくる暫くは会えなくなるんがこの国のしきたりでもあったため身体的にはとても助かった

なにしろ貴族クラス
ましてや国を挙げてのレベルの結婚式になると連日大賑わい
国民はもちろん各国からの国賓を含め宴が数日にかけ夜通し行われる

当の本人たちは初夜の名目上初日の夜から3日目ぐらいまでは姿を現さなくても許されるもののそれ以降はもてなすためにも姿を表さなければならない

連日入り乱れるようにさまざまな国から人々が来るが
王妃様にきいたら根掘り葉掘りアノ時のことを聞かれるから相当覚悟したほうがいいなんて言われるし…
やっぱりどの世代もスキャンダルやそういったうわさ話の類は大好物のようだ

夫婦間の醜聞や
どの家がどうなのっていうのはあっという間に広がる
それをさけるためにもレン殿下には少し自重してもらいたいものだ
それは第一王子の蘭丸殿下の婚約者の方も思っていることだろう

結局彼女とは日が経つにつれ同じ立場同士の人間であること

同じ悩みを抱えたもの同士良き理解者になっている