第1章 出会い。
「え?”カズヤ”じゃなっかったんですか!?」
二「はい(笑)」
は、恥ずかしい…。
二宮君が私の後ろの席に座って、
自分のスクバからルーズリーフ1枚とシャーペンを取り出した。
二「”和也”って書いて、”カズナリ”ってよむんですよ」
「へぇ~そうだったんだ。」
二「あなたは?」
「へ?」
二宮君が”和也”と書かれたルーズリーフとシャーペンをさしだしながら、笑顔で言った。
二「あなたのお名前は?」
「あぁ、中山理子です!」
名前を漢字でていねいに書いて、ルーズリーフとシャーペンを返した。
二「中山さんね。どうぞ、よろしく」
そういった時にした二宮君の笑顔が
窓から差し込む朝日に照らされて
とても眩しかった。