第91章 想いよ、永遠となれ。
なんだかんだでコース料理は楽しめた。
マナーはどうあれ、料理が食べれたからまぁいっか!みたいになってしまったけど・・・汗
味は美味しいし、最高のディナーとなった。
今吉「デザートはチョコフォンデュやで。」
「えっ」
今吉「なんや、チョコ好きやろ?」
「そう、です。そうですよ!大好きです」
今吉「ふぅーん・・・?」
デザートも食べ終え、私達はホテルをでた。
「今日はありがとうございました。最高の誕生日になりました!」
私が微笑むと、今吉先輩も微笑んだ。
今吉「そら良かったわ。ほな、タクシーでもよんで、帰ろか。」
「うーん・・・ちょっと風にあたりたい、です。お腹もいっぱいになったし、運動がてらに駅まで歩いていきませんか?」
今吉「門限はどないすんねん」
「まだ大丈夫です」
今吉「ほな、歩こか」
・・・なーんて。
本当はタクシーよんで帰りたいところですよ。門限危ないし。でも・・・
まだ、帰れない。
私の鞄の中には、包装されたひとつの箱が入っているから。