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【黒バス】ブラックラブ!

第64章 終演後の物語


=ここからは玲央sideではありませんが喋ってるのは玲央ですw=

その後、しばらくして二人は城に一緒に暮らし始めるの。
王と王女の許しも得て、結婚の約束も交わした二人。
ナターシャは毎日幸せで、あまり見せない笑顔も
もう常識となったかのようにずっと笑っていたそうよ。
だけど、不思議と時を重ねていく内に、ナターシャはクリストフの顔が曇っていくのが分かったの。
ある夜に、ナターシャは尋ねたわ。
「ねぇクリストフ。あなたは何を不安に感じているの?」
クリストフは黙ったままだった。
だけどナターシャが聞き続けた結果、クリストフがやっと口を開いたの。
「私は呪いをかけられているんだ」
ナターシャは信じられずに「嘘よ」と言ったけど、嘘ではなかったの。それはクリストフの背中を見たら分かることだった。
クリストフの背中には、半円のような黒い紋章があったの。
「これは何・・・?」
ナターシャはおそるおそる聞いたら、クリストフは
「呪いの紋章だ。この紋章がひとつの丸、満月の形になった時、私の命の炎は消える。」
ナターシャは絶句したの。その夜は泣き続けた。
落ち着いた時にまたナターシャは尋ねたの。
「何故、呪いなんてかけられたの。あなたは何か罪を犯したの・・・?」
「・・・私は」
その答えが、これよ。




「お前の親を、殺した。」
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