第23章 成果
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馬にまたがり、壁外へと続く大門の前で整列していると、私の隣に馬をつけたケイジさんが声をかけてきた。
「ラウラ、昨日はちゃんと寝たか?まさか徹夜なんかしてねぇよな?」
ケイジさんは眼光が鋭いので一見すると強面に見えてしまうが、気さくで優しい良い先輩だ。いつもこうやって気遣ってくれる。
「はい!ちゃんと寝ました!それに、今日こそは討伐数をあげられるよう、気合い入れてきましたから!」
「ははっ、頼もしいな。その意気だ。だが、くれぐれも無茶はするなよ?」
笑うケイジさんと入れ替わりに、斜め後方からヒゲゴーグルさんも声をかけてくる。
「訓練した事を意識してやってみろ。お前にはもう十分にその実力が備わっているはずだぞ」
「はい!」
そこにニファさんも合流する。
「でも、そんなに気負うことないのよ?ラウラはサポートタイプだし、ラウラの的確な補佐のおかげで討伐できたことだって多いんだから。自分に合った戦い方をすればいいのよ」
「ありがとうございます、ニファさん」
そう言ってもらえるととても嬉しいけど、ちょっと照れくさい。
ニファさんは、まっすぐに私の事を褒めてくれるところとか、すごく可愛いところがペトラとよく似ている。
それに、私とそんなに変わらない体格をしているのに身体能力は抜群だし、討伐数も多い。まさに自分のロールモデルにすべき憧れの先輩だ。