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愛に愛を

第2章 嫉妬と甘い夜 S and N


二宮Side
僕は今猛烈に怒っている。
なんだよ。あいつの方がいいのか?翔くん・・・。




僕がこの気持ちに気づいたのはもう何年も前だ。
僕が体調を崩した時に必死に看病をしてくれた。
料理なんか得意じゃないのにクックパッドを見ながらおかゆを作ってくれた。
そんな翔くんをいつの間にか好きになっていた。
その笑顔、言葉、視線全てを自分のモノにしたいと思った。
でも翔くんはノーマルだからこんなのはおかしいと思って封印してきた。

でももう我慢の限界だ!今日もまた翔くんは潤と喋ってる。
同い年のヤツにだけはとられたくない!
できるだけ平然を装って...

「翔くん、今日このあと予定ある?」

櫻「ん?ニノから誘ってくるなんて珍しいな。いいよ!行こう。」

翔くん覚悟してくださいね?

この時の僕に恐怖心などなかった。





そして収録が終わった。

櫻「じゃあ、行こうか。何食う?」

「予約しといたからそこに行こうよ!」

櫻「わざわざしてくれたのか?ありがとう!」

ああ本当に可愛い。今すぐ襲ってやりたいぐらい...

「早く行こう!ほら乗って!」

櫻「はーい。じゃお願いします!」

そのうち翔くんは寝てしまった。
その寝顔に俺のヤツが緩く反応したのは見えないふりをした。

「翔くん?着いたよ!」

櫻「あ...ごめん。寝てた。」

「ううん。気にしないで!ここだよ。」

櫻「あ、ここって…」

そう そこは知らない人はいない高級ホテルのレストランだった。

櫻「大変だったんじゃないの?こことるの。」

「まぁね。ホテル予約もしたしせっかくだから泊まろうよ!」

櫻「いいねぇ〜!」

すっかり上機嫌の翔くんに僕も自然に笑顔になった。

櫻「美味しいね。ここはやっぱりすごいんだね!」

「だね!ほらもっと食べて!」

僕達はレストランで優雅なひとときを過ごし、ホテルの部屋へ向かった。

今回予約したのはスイートルームだ。
翔くんとの時間だから大切にしたくて…

その部屋にも翔くんはやけに興奮して写真を撮りまくっていた。

「そろそろ風呂でも入ってきたら?」

櫻「うん。そうするよ!」

翔くんここからが本番ですよ?
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