第11章 仕置き ※R-18
葵「笑っているじゃないですか・・・
まあ、ああいう兄は欲しいなとは、
思ったことありますけど、
夜伽したいかっていうと否ですね。
最初は信玄様のモノに興味がなかったかって、
言われると嘘になりますけど」
謙信「それは聞き捨てならぬな、
お前が誰のものか、
今宵はお前の身体に教え込むとしよう」
謙信はそういうや否や、
葵の着物の衿に手をかける。
手早く着物を脱がすと、
葵を象徴する白と黒の不揃いの羽と、
布のまかれた尻尾が現れる。
謙信「おい、葵」
葵「はい?」
謙信「お前、俺がやった布はどうした?」
尻尾の布はまかれているが、
その布があげたものと違うことに、
謙信は不愉快そうな顔をする。
葵「・・・今日は洗っています・・・・・・
その・・・さすがに毎日同じ物は、
不衛生じゃないですか・・・」
謙信「・・・そういえば、
あの一枚しかやっておらんかったな。
だがその布は不愉快だ。今後はするな」
謙信はそういうと、葵の尻尾の布をしゅるりと解く。