• テキストサイズ

軍神と夢魔

第17章 魂の契り


紫苑「それは・・・まさか・・・“魂の契り“!!」
謙信「魂の契り・・・?
   お前らこれが何か知っているのだな?」
紫苑「噂でしか聞いたことはないがな・・・」
謙信「答えろ。知っていることを全て」
紫苑「俺ら夢魔は性別にかかわらず、
   基本的に特定の相手は作らない。
   異母兄弟や異父兄弟も珍しくない。
   そいつと俺みたいにな・・・」
謙信「ほう・・・それで?」
紫苑「だが稀に、魂のレベルで相性のいい・・・
   引き寄せられるかのように、
   出会う相手というのがいる
   近づけばほしいと渇望するような相手がな・・・
   その相手に出会ってしまえば、
   必然的にその者以外は受け入れなくなる・・・
   それこそ呪いのようにな・・・
   そしてその相手と俺たち夢魔が交わると証として、
   その羽が相手の色に染まる。
   ゆえに俺たちはそれを“魂の契り”と呼んでいる。
   ・・・ああ人間でいうならこうか・・・
   運命の赤い糸とな・・・」
紫苑の一言に謙信は驚く。
たしかに自分は葵のことを渇望し、
葵が自分しか、
受け入れられないことを知ってはいたが、
まさかそれがこうなるとは思ってもいなかったからだ。
/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp