第2章 第2章 少女一方通行(しょうじょあくせられーた)
少女一方通行「私が送られたのは学園都市外の暗部組織「アンブレラ」でした。私はそこで情報収集と邪魔者排除をしていました。組織の中では拍子抜けで強かったので排除や処理を常にまかされていました。私はその組織で11歳の時までいました。私が組織を辞める1週間くらい前にある優れた医者に出会ったんです。カエル顔をした。」
黄泉川・一方通行・打ち止め「!!!」
少女一方通行「その医者は私に教えてくれたんです。命の大切さを。私はどれだけ命が大切なものなのかを思い知らされた時、ものすごい絶望感に包まれました。酷く落ち込みました。だけど、言われたんです、君に似たような同じ男の子がいてね。と…。」
打ち止め「それって…。」
少女一方通行「その男の子は君と同じ真っ白いきれいな髪でね、君と同じ透き通った白い肌、君と同じ赤い目をしているんだよ。と…。そう、それが一方通行さんだったんです。だから私はその医者に今は学園都市にいると聞き、色々手伝ってもらって3年かけてこの学園都市に来ました。」
打ち止め「なんでそんなに時間がかかったの?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり。」
少女一方通行「先ほど言ったように、私は組織に入っていました。そこを抜けるのに随分と時間を取ってしまったんです。暗部組織はなにかと大変で…。その中でも私はかなり役立っていたらしく、私がかけると機能しないと脱退を強く反対されました。説得するのに2年。2年間ずっと命の大切さを組織の奴らに教え続けました、けど、誰も耳を傾ける者はいませんでした。ついに私は、無断脱退を決意しました。そして私は組織を飛び出した。けど、甘くなかった。組織の奴らはすぐに私がいないことに気づき、ほかの同盟組織とも組んで私を1年に渡って追いかけ回りました。一時は逃れたのでもう大丈夫だと油断したのがいけませんでした。先ほども組織の一部が私を見つけ発砲。私は無様に打たれ、そのまま気絶してしまいました。そこに一方通行さんが通りかかってくれて…。あの時、あなたが通りかかってくれなかったらと思うと…。本当に感謝しています。ありがとうございました。」