第6章 いつでもI Love you?
「ひゃにに?(何に?)」
「何にって、カイトが病院に居るって言った途端。 ルナってば凄い早さで駆け出して行ったんだもの」
レンはあははっと笑いながらオレンジ色の夕日を眺めた
「もしかしてルナ、カイトが大怪我して病院に運ばれたと勘違いしたのかな?」
「…そ…なると…」
カイトはポツリポツリ呟く
「…カイト、喜んでる?」
「えぇ!!? いっいや!!?; ハニーは相変わらずツンデレなんだなアハハハ!!!!」
カイトは高笑いを上げながら早歩きで先を歩いて行く
「カイトってば、素直じゃないね…。 ルナもだけど、二人共揃いも揃って…
顔を真っ赤にしちゃって」
カイトの顔はオレンジに染まる夕日に負けないくらい、真っ赤に染まっていた
「レン!! 置いてくぞ!!?」
カイトはレンの方をクルッと振り返った。 顔色は正常に戻っていた、落ち着いたのだろう
「はいはい」
「はいは一回だぞレン!!」
「はーい! …それと、カイト」