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DeadbyDaylightその他ホラゲ 夢小説   短編

第8章 トラッパー(狂愛?)


人を愛したことが無い


俺には愛し方が分からない


傷つけてしまうのが恐ろしくて、触れなくても触れられない



今の俺は恋をしているのか?

こんなにも辛いのか?




俺には分からないのだ








最初はウザイ奴だと思った
殺したい時だってあったし 好きではなかった


いつからか目で姿を追いかけ、会って話すのが楽しくなり病気に掛かったのでは?と思ったほどだ



何に牽かれたのか…

どうしてこんな小娘が愛しいのか





儀式でもボーっとして、休憩中でもボーっとして…

エンティティは怒るどころか呆れ、仲間達は俺の身を心配していた





【おいトラッパー、最近アイツ等を狩ってないじゃないか】



ついにエンティティが話しかけてきた



「あぁ、すまない」



【まったく…何がお前をそうしたんだ?】



「…お前には関係ない事だ」



【関係あるとも!お前のせいで私は飢えている!原因を取り除かなければ気が収まらん】



「…」



【さぁ、言え!何がお前をそんなに悩ませる?】


「言うわけないだろ」



【…あぁ、分かってはいたとも
ならばお前の中に直接聞いてみるとしよう】




「おい!やめっ」




グワンと体が揺れ何かが中で這っているような…気持ち悪い感覚がして喚きたくなった



【なるほど…恋沙汰か】




「く、そっ!気持ち悪ィ奴だ!」




【ふん、なんとでも言うが良いさ
…うさみがお前を狂わせていたんだな?】



「や、やめろ!うさみには手を出すな!」




【流石に手は出さないよ…ハントレスに怒られてしまうからね
しかし面白そうだ、お前が元に戻ると信じて協力してやろう】



「はっ、何を馬鹿なことを…」



グワッと体が落ち、目の前が真っ黒になり意識が飛んだ
唐突に何しやがるんだコイツと悪態をつきながら…




眠りにつく前、【楽しんでこいよ】と聞こえた気がした






















俺が目を覚ました時、一番最初に見えたのはうさみの心配そうな顔だった
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