• テキストサイズ

【おそ松さん】マツノトクエスト

第30章 【番外編】マツノトクエスト 第二十九話



 おそ松に連れられ宴会場に入って行く。
 鍵、折角苦労して手に入れたのに使わないとかかなり虚しい。

 ま、あそこの鍵使って正面突破して入るよりはおそ松が案内してくれる部屋の入り口の方が目立たないだろうし仕方ないか。

 肩を落とし項垂れる私ではあったが、大きな宴会場に入るとおそ松の言った事も本当なんだと目の前に見てやっと睡眠薬スゲエと感心してしまう。

 全員、見事にグッスリ眠っていて静か……いや、イビキは煩い。

 なんだか寝ている相手をただ攻撃して倒すってのも申し訳ないけどここはバーチャル世界、バーチャル世界。

 言い聞かせながらなるべく、静かに自分達は暗殺者だとでも言いたくなるくらい音を消して攻撃を一人づつしていく。

 眠っている盗賊達は無防備ですぐにやられてしまい、消えていく。
 この消えていくってのがホントゲーム世界で良かった。

 現実だとこうはいかないしさすがに罪悪感とか攻撃して起きて騒がれたりしたら大変だもんね。

 今までやったクエストの中では今が一番楽かもしれない。
 ま、ここまでの間相当苦労はしたけども。

 こうやって一人一人倒していくってのも結構大変だけどねぇ。

 いいなぁチョロ松は魔法使えて……私なんてハリセンだよ地味ぃ



/ 353ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp