第3章 アリストテレス
言いながらゆっくりと、潤の腰が動き始めた。
「でも…ずっとそばにいたかったから…できなかった…」
「ああ…」
それは…俺も同じだった。
ずっと一緒に…傍に居たい…
この関係性を壊したくなかった。
「俺、も…だ…」
「翔くん…」
ずるりと潤が腰を引くと、出ていく感覚に鳥肌が立った。
また戻ってくると、腹の中が潤でいっぱいになる。
「怖かった…」
おまえが俺の傍から居なくなるのが怖くて、触れられなかった。
目を…見られなかった…
「うん…怖かった…」
潤が顔を上げて俺の顔をじっと見た。
その間も潤の動きは止まらない。
「好きだよ…翔くん…」
「うん…俺も…」
ずっと、好きだったんだ…おまえのこと…
触りたくて、触れなくて…
「あっ…」
潤の動きが早くなった。
「ごめんっ…痛かった…?」
「いい…我慢すんな…」
もう痛いやらなにやらわからないけど…
でも、潤が気持ちよさそうだから。
痛みなんか、どうでもいい。
「動け、この野郎」
「うん…」
ずるっと潤が出ていく…
かと思ったら、ガツンと突き上げられた。
「ああっ…」
奥深くに突き刺さった衝撃で、息もできない。