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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第3章 アリストテレス


ちょっと、それが面白かった。

「ほら、行くぞ」
「ちょ、ちょっと!手、離してよ!」
「いいだろ。またコケられたら敵わねーし」
「こ、コケないしっ」
「コケてただろ…今…」

手を繋いだまま、歩き出した。
手を振りほどこうとしても、面白いからそのままにしてやった。

わざと大きく、繋いだ手を振りながら歩いた。

「しょおくん…恥ずかしいわ…何してんの…」
「あ?別にいいだろ?誰も見てねーし」
「写真撮られたらどうすんだよ…また腐女子の妄想に使われんだろ…」

それは嫌だな…

「うっすい本になって、売られるんだよ…俺ら…」

それも嫌だな…

「”不仲説は嘘だった!?仲良し手繋ぎは恋人繋ぎ!?”なんて週刊誌の見出しに載っちゃったらどうすんだよ…」

かなり嫌だ…

「だからほら、離してよ…」

でもなんか嫌がってる潤を見てるのが楽しくなっちゃって。
ちょっと明るめの店の前に来るまで、嫌がらせみたいに手を繋ぎ続けた。

「も、もお、いいでしょ!?」

まあこのくらいにしといてやるか…と思って手を離した。

「なにやってんだよもお…」

また潤は俺の後ろを歩き始めた。

その時、ショットバーの看板が見えてきた。

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