第2章 アボカド
ぽかーんと口を半開きにしたまま、俺の顔を見てる。
またその顔もかわいい。
「…じょ…冗談…」
「冗談でこんなこと言えると思う?」
今度は相葉さんの顔を見た。
「う、嘘だ」
「嘘じゃないよぉ…おーちゃん」
あわわわって顔をして、大野さんは立ち上がった。
「じゃあからかってるんだ!」
「違うってば…ちょっと落ち着けよ…」
腕を掴んで座らせると、逃げようともがく。
「嘘嘘嘘!だって松潤、ホモじゃないって言った!」
「そりゃホモじゃねえよ…」
「じゃあ、なんなんだよこれ!」
ぐいっと腕を引くと、ぼふっと俺の胸に倒れ込んできた。
そのままぎゅっと大野さんを抱きしめた。
「俺じゃ、ダメ?」
「だからっ…からかうのやめろよっ…」
「相葉さんでもダメ?」
「もおっ何いってんだよっ!」
抱きしめてる腕に力を入れた。
「だから、好きだって言ってんの」
そう言うと、相葉さんが大野さんの腕を引っ張った。
ぼふっと胸に倒れ込むと、ぎゅううって抱きしめてる。
「好きだって言ってるの。おーちゃん」
ピタッと動きが止まった。
「な、な、なに…を…」
固まってる大野さんの頭に、手を置いた。
なでなでしてると、びっくり顔のまま振り向いた。