• テキストサイズ

Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第2章 過去



「船長さん!姉様の許可がおりました!」
「そうか、意外だったな…」
「あっさりでしたよ!」
「助かる。」


今の会話を聞いた他のクルー達が一斉に騒ぎ出した。

「夢の女人国!!」
「なまえちゃんありがとう!!」

いつのまにか名前を覚えられていたらしく、礼を言われた。

「ただ、場所はここになっちゃいますけど…」
「いいんだ!匿ってもらえるだけありがたい!」
「ならよかったです。」

キャスケット帽の人がそう言ってくれた。

「オレはシャチだ。よろしく!」
「よろしくお願いします!」

いい人達で良かった…!

「なまえ、その刀は?」
「え?あぁ、これは"桜蛇"。」
「オウジャ?」
「桜の蛇って書くの。春島の刀だよ。」

ベポに聞かれ答えると目をキラキラさせていた。


「なまえも刀使えるの!?キャプテンと一緒だね!長さもキャプテンと同じくらいだ!」

そう言われて気がついた。
船長さんの横には長めの刀。

「刀使いか。ペンギン、手合わせしたらどうだ。」
「お…オレですか?」
「あぁ、なまえ、いいだろ?」
「私は…いいですけど。」

チラッとPENGUINの人の方を見る。素手だ。

「素手ですか?ペンギンさん。」
「あ、それもそうだ。船長、どうします?」
「オレのを使えばいい。ほら。」
「ありがとうございます。」
「まぁ、怪我されんのは面倒だから刀は抜くな。」
「「はい。」」


またあの笑顔だ。
何か企んでいるような、楽しそうな笑顔。


…すぐに結果はついた。

「船長!強過ぎます…!」
「あぁ…オレも驚いたな…」
「え、あの…」

「さすが、"鷹の目"の力を継ぐ者だ。」
「「「え?」」」


声の方を向くと、海王類が浮いていて、海から男が出てきた。

冥王…レイリー…

声に出ていたらしい。
何度か写真でみた事がある。

「なまえ、久しぶりだな。覚えていないかな。」
「すみません…」
「まぁ無理もない。君がまだ3歳くらいの時に会ったんだ。」


全く記憶にない。

「そ、それより!"鷹の目"って!」
「あぁ、それもまだ3歳くらいの時の話だ。」
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp