第4章 Loving you is Killing me.Ⅱ 前編
ここからは簡単だ。
俺は店を変えようと提案した。
黙って首肯く、俺の相棒……バーナビー。
俺の住むホテルの最上階のバーで、バーナビーの好きなワインを頼んだ頃にはもうすっかり
出来上がっていた。
その後はもちろん、俺は自分の部屋に誘う。
今にも寝てしまいそうなバーナビーに、一緒にシャワーを浴びようと提案してみた。
すると
「は!?なんで僕が貴方とシャワーなんて浴びないといけないんですか!?」
と、突然怒りだした。
「ぷっ……はははっ!!!」
思わず俺は大きな声で笑い出した。
「そんな顔してここまでついてきて、今さらだよ、
バーナビー……」
「バーナビー?僕はジュニ……」
ハッとした顔をして。
「今、僕の事をバーナビー、って?」
「ここまで来て、ジュニア君もねーだろ?それにジュニア君には、今から挨拶すんだからさ……」
俺はバーナビを抱き締めた。
そして、俺の股間をバーナビーの股間に押し付けてやった。
「な、何を……」
「ここまで来たら、することは一つだろ?」
俺はバーナビーに軽いキスをした。
俺の胸を押して逃れようとするバーナビー。