第15章 それぞれの未来。
晴れて再開を果たし、僕らは同じ学校、クラスで過ごせるようになった頃…。
僕の近くで男子生徒が話す声が聞こえる。
クラスメイトA『なぁ、このクラスの女子ならやっぱ桃宮が断トツ可愛いよなぁ。』
クラスメイトB『俺も!入学式の日に、いきなり教室のドア開けた時、まじテンション上がったよ!』
クラスメイトC『お前ら、高校から椚ヶ丘だから知らないんだろうけど、桃宮さん、浅野と付き合ってるから諦めろよ。』
クラスメイトA『まじかよー。俺マジで狙ってたのにぃ。』
クラスメイトB『あの巨乳を揉める浅野が羨ましいぜぇ。』
バンッ…………。
クラスメイトC『あっ、浅野…。こいつら悪気はないから許してやってくれよ。な!』
学秀『あまりくだらない事を言うな…。それと、まぁの事をそんな目でみるのはよせ。』
クラスメイトA『悪かったよ…。』
まったく……。こないだも高学年のヤツから告白されていたな…。