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【暗殺教室】僕の専属使用人

第6章 テスト勉強の時間?


間も無くテスト期間に入る。

僕はいつものように参考書を開く。

学秀『まぁ、テスト期間中は使用人業務はいいと言ったはずだ。』


コーヒーを僕の机に置くまぁにそう声をかける。

『本当によろしいんですか?』

学秀『あぁ。君の本業は学生だ。成績が落ちれば僕自身が困る。』


『分かりました。では、失礼します。』


学秀『あぁ、あと、着替えたら、参考書を持って僕の部屋に来い。』

『…はい。』


この頃には徐々に以前に比べ、まぁも心を開いてくれていると感じていた。素のまぁの表情がチラつく度に僕の心はトクンと音を立てる。

着替え終わったまぁは、僕の部屋のローテーブルの前に座り、参考書とノートを開く。

僕は彼女の隣にすわり、数学の証明問題を解くまぁを眺める。

学秀『これだと三角だな。a=bcの証明の説明が足りない。』

『じゃあ、何て付け足せばいいの?』


僕はまぁの後ろからペンを握り、ノートに足りない部分を付け足していく。


まぁとの距離が近い。ローテーブルとソファの間にほぼ密着する体勢で勉強を教えている。

ふと、僕の服が髪を耳にかけていたまぁに触れる。

『うっ…!』

ピクンと身体を後ろに仰け反らせたせいで僕の胸板とまぁの背中は密着し、ペンを握った僕の手はまぁを抱きしめるように腕が胸元に当たっている。


『ご…ごめん…。』真っ赤になりながら謝るまぁに、 僕も返事をする。


学秀『前から思っていたんだが、耳が弱いのか?』


そう言って今度はワザと耳を触る。

『キャッ!』

学秀『ほぉ〜。これは面白い。』


『面白ろがらないで!ってか…ズルイ。』


プッと膨れるまぁの顔に僕は愛おしささえ感じる。
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