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【暗殺教室】僕の専属使用人

第2章 彼女の正体。



僕はソファーから立ち上がり、自身の勉強机の椅子をひく。


学秀『ここに座れ。』

『えっ…?』

学秀『座れと言っている。』


彼女はしぶしぶ座る。

僕は引き出しから参考書を取り出し、今日教えきれなかった数学の問題の説明をはじめる。


『ちょっと待って!これは使用人の仕事じゃない!それに学校でいいでしょ!。』


学秀『主人である僕が言っている。命令だ。』


そう言う浅野君は言葉とは裏腹に丁寧に問題を教えてくれる。

私は複雑な心境で問題を解いていった。

何なのコイツ…。突然キスしたかとおもったら勉強教えたり。訳が分からない…。
早く浅野家の弱みを見つけなくちゃ…。こんなところ早く出たい…。
それまでは、素直にコイツの言う事を聞いていた方がいいか…。



学秀『今日はここまでだ。執事長には僕から後で説明しておく。あと、もう部屋着に着替えてこい。夕食は一緒にとる。これも命令だ。』


『…うっ。…わかりました。では、後ほど。』


そう言って彼女は僕の隣に用意された自室へと向かった。



リビングで執事長と話をしていると彼女が降りてきた。

『学秀様…。もどりました。』


学秀『まぁ、この家で使用人の服を来ていない時は僕のことは名前で呼べ。さまはいらない。敬語も必要ない。命令だ。』

『…分かった。』




学秀『では、夕食の準備をしてくれ。』
他の使用人に声をかけ、私と浅野君はダイニングテーブルに座る。



一体何を考えているの…?浅野学秀…。



(学秀サイド)

少しやり過ぎたか…?

だが、まぁと目が合った瞬間、僕の中で一気に支配欲が増した。

僕自身誰かにキスなどしたことはない…。恐らくあの反応を見る限りまぁもだろう…。

下の名前で呼ぶ…。それも口実だ。何故か呼びたくなった。

それが何故かは分からない。

まあいい。これから学校でも家でも一緒だ。考える時間は山程ある。
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