第2章 自覚は突然に。
まぁが妹になって初めての冬休み。
俺はまぁと一緒にショッピングモールに向かっていた。
『さむぅぅい!!お兄ちゃん、そんな薄着でよく平気だね。』
カルマ『まぁはモコモコだね。でも、そのわりにはスカートが短いのは何でかなぁ?』
『寒くても、オシャレは頑張るの!女子はそうゆう生き物なの!』
カルマ『へぇ〜!大変だね。で、今日は何買うの?』
『実は、こっちに引っ越してくる時に、冬服けっこう処分しちゃって…。だから、服、試着したら似合ってるか意見聞かせてほしいんだ。』
カルマ『いいよ!じゃあ、上の階から見て行こっか!』
『うんっ!』
その花の咲くような笑顔に、少し胸が熱くなる。
笑うとほんと可愛いよな…。
『じゃあ、試着してくるね!』
まぁは数着選んだ服を持ち、試着室へ入る。
俺は足元だけ見える試着室のカーテンからまぁの白い足が見えるのを何気なく見ていた。
先ほどまで履いていたまぁのスカートが床に落ちる。
…………。
俺は思わず視線を横に移した。
何意識してんだよ…。俺。