• テキストサイズ

【暗殺教室】支配者の愛

第11章 教育実習の時間



教育実習が明日に終わるため、私は学秀と一緒に、西川先生に花束と色紙を贈るため、遅くまで、教室に残っていた。


学秀『さぁ、そろそろ帰るか。』

『うんっ!西川先生、喜んでくれるよね!じゃあ、私、物品室に借りてた道具返してくる!』

学秀『あぁ、僕もこれを片付けたら向かう。』


物品室は、理事長室から近い。

私は荷物を持ち、物品室のドアに手をかける。


『私、学峯先生が好きなんです!結婚されてるとか関係ありません!』


隣の空き教室から声が聞こえる。少し隙間が開いたドアから、理事長先生と西川先生の姿が見える。


次の瞬間、理事長先生の唇に、西川先生の唇が重なる。


ガシャッ…。

私は持っていた荷物をその場に落とす。

その音に、理事長先生と西川先生が私に気付く。



私は慌てて荷物を拾い、物品室へ入る。


ガラッ…。

『学…秀…。』


学秀『……。見たのか。』


私は黙って頷く。


学秀『理事長…いや、父の事が好きなのか?』


『…………ぅん。』


学秀『………そうか。』


『…引かないの?私、学秀のお父さんの事、そういう風に思ってるんだよ。』


学秀『人に好意を持つことに、既婚も年齢も立場も関係ない…』



『…………。』


学秀『……僕ではいけないか?…まぁ、僕は君の事が好きだ。』



『えっ………?』


学秀『返事はすぐでなくていい。考えてくれ。』

/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp