第9章 学秀の時間
ひなの
まぁ、デート楽しんでる?(*^▽^*)
浅野君と付き合う事になったら、絶対絶対教えてね!
もしかして、もう彼女になっちゃってたりぃ?!(´∀`=)
チューとかしちゃったりしてぇ〜!!!
報告待ってまぁ〜す(๑>◡<๑)
ひなの
学秀『………なるほど。』
『はぁ〜。読んでるこっちが恥ずかしくなるよ。』
学秀『下の名前で…呼んでかまわないか?』
『いいよ!じゃあ、私も学秀って呼ぶね!』
学秀『……好きにしてくれ。
では、まぁ、次はお化け屋敷にしよう。ここは廃病院をテーマにしたお化け屋敷で本格的なことで有名なんだ。』
『…うっ、うん。…全然平気へいき!』
INお化け屋敷ーー。
『…………。』
学秀『怖いのか?』
私の足にフワッと何かが触れる。
『きゃぁぁぁぁ!!!』
思わず学秀に思いっきり抱きつく。
むっ…胸が僕の腕にめり込んでいる…。
やわらかい…。
それに…この甘い果実のような香り。いつもまぁとすれ違う度に僕の鼻を刺激していた。
が、こんなに強く感じたのは初めてだ…。
学秀『はぁ…。ほら、手を貸せ。』
学秀は私の手を握り、進んで行く。
理事長先生に似てるからかな…ドキドキする…。
無事にお化け屋敷を出た頃には陽が沈みかけていた。
学秀『そろそろ帰るか…。』
『うんっ!今日はすごく楽しかった!ありがとう。学秀。』
夕日のせいだろうか。学秀の顔が赤くなっている気がした。