第8章 家庭訪問の時間
学峯『他の生徒たちには内緒にして下さいね。』
そう言うと、彼女は嬉しそうに微笑む。
その笑顔に。私の胸が温かくなるのが分かった。
まぁ…触れたくてたまらないが、さすがに場をわきまえ進路について話終え、帰ろうと玄関に向かう。
すると、『プリン、ありがとうございました。今度お礼させて下さい。』
正直驚きを隠せなかった。
私は君に与えている授業という名の支配、それは到底許されるものではなく、全て私の欲望に過ぎない。
『考えておくよ。』そう行って、彼女の家を去る。
奪いたい…心もカラダも全て、私のものにしたい。
より一層私の中の欲が深まった。