第1章 *空*
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家を出る時
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和「じゃあ、ちゃんと忘れ物した?」
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「ちゃんと・・・ちゃんとって(笑)一応」
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和「よし!じゃ行こう」
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「うん、あたし先に出るね・・・行ってらっしゃい」
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和「ん、も行ってらっしゃい」
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いつまでも離せないハグに
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終わらないキス
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和くんが
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ん~って唸って
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肩をポンと叩いてやっと離れた
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家に帰って昨日の出来事が
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夢じゃなかったのか
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放心状態でソファに座ったら
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和くんが昨日座ってたソファの
端の方に充電器が置いてあった(笑)
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本当に置いてったんだ・・・
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充電器をテーブルの上に置いて家を出た
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仕事中も頭の中は和くんの事ばかり
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本当に来るのかな?
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ウソ・・・じゃないよね?
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初めて家で和くんを待つ事に
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ドキドキしていた
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