第21章 体育祭の時間。
一週間後に迫った体育祭。
私たちはどの競技に出るかを話し合っていた。
前原『また、学校行事の季節になったんだな。』
コロ『と、言いますと、いつものやつですか…。』
磯貝『同じ競技でも、E組だけに課せられるペナルティーがあるんです。
例えば、借り物競争は、他のクラスは1つなのに対し、E組は2つ。しかも、難易度の高いお題。
綱引きは、人数差がハンデだし、障害物競走も、明らかに他のクラスとは違うものがあったり…。
あとは…騎馬戦が、A組からD組の中で勝ち残ったクラスとエキシビションマッチさせられる。』
コロ『なるほど。でも皆さん。皆さんも、ここで学んだ力がある。そうそう本校舎の生徒には負けないはずです。』
私たちは、自分の得意分野を選択しながら競技を決めていく。
私は、借り物競争、二人三脚、騎馬戦の3つに参加する。
イリーナ『ちょっと、まぁ、あんた私の教えたキスや技の練習ちゃんとやってる?』
『いや、だって彼氏もいないのに練習できる相手がいないから、できないよ。』
イリーナ『だめよ、いざって時、そんなんだったら後悔するわよ。』
『いざって時、それを使う事はないと思うけど…。』