第24章 恋人の時間〜学秀オチ①〜
学秀『…他の男への見せしめにもなる。
中学卒業までまだ数ヶ月ある。学校ではあまり会えないからな…。』
『うれしい…。ありがとう…。
子供…何人欲しい?』
学秀『3人は必要だな。』
『気が早いねぇ〜!笑
まだ私たち15だよ?』
学秀『関係ない。これからもずっと一緒にいるんだ。』
甘いあまいはじめてを終え、私たちは微笑む。
コンコンッ…。
『ひゃっ!どうしよう…。服ッ!』
『入るよ…。』
私はとっさに布団を胸に当てる。
学峯『おや、まぁさん……。』
明らかに今の現状を察したのか、理事長先生は少し驚いたが、すぐに言葉を続ける。
学峯『お邪魔してしまったようだね…。すまない。
今から孫の顔が楽しみだよ!』
『あの…その…お邪魔してます。』
学秀が私を後ろから抱き締める。
学秀『そういうことです。父さん。
早く出て行ってもらえますか?
まさかとは思いますが、息子の彼女のいやらしい姿を妄想してらっしゃるなどという事はありませんよね?』
学峯『面白いことを言うね。君がどれだけまぁさんを満足させられたかは知らないが、私には到底及ばないよ。
なんなら、まぁさんに判断してもらうかい?』
『学秀…。』真っ赤になりながら僕の顔を見るまぁが可愛いすぎて、つい意地悪を言ってしまった。
学秀『その必要はありません。まぁは僕だけのものです。
今後、他の男を知る機会はないのでね…。しかも、父親が言うセリフにしてはセクハラの度が過ぎていますよ。
訴えてあげましょうか?』
学峯『面白いね。
ま、着替えたら食事にしよう。急がないからゆっくり降りて来なさい。』
理事長先生が去っていく。
ふぅ…………。
ってか、今から一緒にご飯食べるのー?!
慌てるまぁを愛おしく思いながら今日を終えた。