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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第26章 Rush around




「ん、んぅ、ん、ぅんっ…んん…っ…」

俺からせがんだキスは
潤のスイッチを押したようで

息もままならないほど
唇を塞がれる

「っは…はぁ…っ…」
「苦しかった?悪い…」

胸を軽く叩くとようやく息を吸える

いつも余裕そうな潤が
こんな情熱的なキス…

ほんとに、俺のこと好き…なんだ……

残ったアルコールも合わさって
ただぼんやり潤を見つめてると

シャツを脱ぎ捨てた潤と視線が絡む

「夢じゃ…ねぇんだよな?」

むちゅ…って額に優しいキスを受けると
確認のようにじぃっと瞳を覗かれる

「…ゆ、夢でこんなことしねぇだろ…」
「だって…まだちょっと信じられねぇもん…」

見つめられたまま
ネクタイをゆっくり解かれて

そのまま指先が器用に
シャツのボタンを外す

「…っ、ん……っ」

ゆっくり開かれた肌に滑っていく指先

優しく触れてくるから
勝手に声が漏れる

「…翔…可愛い…」
「っ、やぁん…」

辿り着いた指先が胸のサキを
キュッと捏ねるから変な声が出た

「なんで口塞ぐんだよ…聞かせて?」

慌てて口を塞いだ手のひらがやんわり外されると
シーツの上で両手が潤の手で拘束されて

「ぁ、やぁ、んぁぁ…っ」

捏ねられたサキに温かな感触が走ると
一際大きな声が寝室に響いた




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