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【進撃の巨人】ティアドロップ

第7章 ジュエル


「そう。

それで仲良くなったんじゃないのかな。

あの時はキョウカも前線に出てたから」


「え、そうなんですか!」


キョウカさんが巨人と交戦する姿なんてまだ見たことがねぇ。


「色々あって今は後方支援をやってるけどさ、あの子も.....おっと、いけない言い過ぎるところだった」


少し寂しそうな顔をしたと思ったら、途中で口を止めた。


気になるけど、なんか言いにくそうだ。


「やぁ、キョウカ!

あ、リヴァイも居たんだね」


ノックもなしにキョウカさんの執務室に入るハンジさん。


「ちょっとハンジさん、ノックぐらい...」


「今日暇かい?

暇なら巨人についての考察を聞いておくれよ。

少し考えを改めた部分があるんだ」


「ごめんなさい、今日は予定が入ってるの。

また今度でも良い?」


申し訳なさそうに眉を下げるキョウカさん。


俺や兵長の時と口調が少し違う。


首を傾げていると、兵長に黙ってろという目をされた。


「じゃあリヴァイは...」


「俺は書類があって忙しい、他を当たれ」


「ちぇ、ならエレンは...」


「エレンはダメ。

私と出掛けるの」


「そうか...じゃあまた今度にするよ」


ショボンと肩を落として部屋をあとにしたハンジさん。


なんかちょっと可哀想だ。


「じゃあ俺は戻る」


兵長が席を立つ。
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