第27章 手加減しない節分
ノア
『えーっ、俺かよಠ_ಠ』
千助
「お前だよ。
絶対に超能力使って逃げんなよ!」
千助さんが炒った豆を枡(ます)に入れてノアくん以外の私達に渡す。
千助
「それじゃあ、ノア、
家の中なら何処でも良いから逃げろ。
俺たちは10秒数えたら投げに行くからなー。」
ノアくんは嫌々ながらも"鬼のお面をつけ"…
ノア
「はいはい…(-_-)」
家の奥へと消えていった。
末吉
「玉の味をしらねぇ奴は生きてる価値がねぇーんだ…
この豆で…殺してやんょ…ボソッ」
末吉くんは、
千助さんから豆入りの枡(ます)を受け取ると
私の足元にきて
私にしか聞こえない声で呟く…
(ノアくん逃げてぇーーッ(;´д`))
末吉
「…ママ…ポクの声…聞こえてるよね?
…あのさ…キジとポクの人生がめちゃくちゃになったの…
ママのせいだって忘れないでね…
大好きだょ…ママ…」
口元は笑っているのに目元はまったく笑ってない末吉くん。
美菜
「 !! 」
(…す、すみません!!
こ、こわいよぉ…:(;゙゚'ω゚'): )
末吉くんは、
囁き終わると私から離れた。