第1章 出会い
え。待って。俺の頭がおかしいの?
違うよね?え?
「……る………………そ……さ……
そらるさんっ!」
どうやら今度は俺が意識を飛ばしていたようで、肩を揺すっていたまふまふの眉は下がっていた。
「あ。ごめん。
何だっけ?ちょっと寝てたみたいでさ」
流石にアレは俺の聞き間違いだろう。
やー。寝不足ダメだな。帰ったら寝よう。
「もー。」
可愛らしく頬を膨らませてこう続けた。
「だーかーらー、女体化してたんです
luz君が しかもきょぬーさんです!!」
何故か誇らしげに。
それはもう自分の事かのように。
「あぁ。今すぐ寝たい。」
漏れ出た呟きと共にソファへ身体を預けた。
「え、ちょっと、そらるさん!」
おやすみ。