第1章 出会い
「今何時ですか?」
見える範囲に時計がないため時間がわからない。
「んー。14時過ぎぐら……あ!」
上半身裸でスマホいじってる姿もカッコイイなぁ……なんて凝視していた私はその声に震えた。
「な、どうしたんですか??」
まさか凝視してたのバレた?
「え、ちょっ。どうしよ」
違ったー!
そして何故か半パニック状態でウロウロとするluz君。
これも可愛い。
てか、いつの間に服着てたの。私全裸のままなんだけど。
私も服着よ。どこだろー。
キョロキョロと視線を動かしていると
ピンポーン
と、インターホンの音。
………………………………。
なんとも言えない空気と静寂。
は、ほんの僅かの時間で
ピンポンピンポンピンポンピポピポピンポンピポピポピンポン……。
めっちゃ連打するやん。煩さw
来客予定があったからなんやぁ。なんて、呑気にさっき焦ってた理由を考えてた。