• テキストサイズ

ハイキュー!! 冬休み企画!!

第5章 葵の花




春華「衛輔くん、これって、こっちの公式当てはめればいいの?」

夜「ん?あー、そう。んで(x+a)の2乗の形に出来るから解いてみ?」

言われた通りに当てはめて、問を解いていく。

春華「あ、きた!ありがとう!」

おう!と衛輔くんも満足そうに笑う。



しばらくして

夜「なぁ春華。ここの和訳ってこれでいいのか?」

春華「Itの指す言葉は?」

夜「んー……。?」

春華「そこ分かれば繋がるよ」

夜「わかった、やって見る!」


数学は衛輔くん、英語は私。

お互いの得意教科と苦手教科が揃っているから
いつも教えて貰っている。


ボーッと勉強をしてる姿を盗み見れば、
パチリと会う視線。

夜「何見てんだよ、ばーか」

春華「目、合っちゃったから、衛輔くんもおんなじだよ?」

ちょっと照れたように視線を逃す衛輔くんをニコニコと見つめる。

私も少しだけ恥ずかしかったけれど、
何となく追いかけてしまうのが好きな人、というものだ。

夜「あー、もう!見るな、ばか!」


顔を左に向けて流し目で、杏色した綺麗な瞳で私を捉える。

少しだけ朱に染まった頬を両手で隠して。


諦めたように視線を参考書に向けると
視界の隅でソワソワしている彼に知らん顔して
小さく微笑んだ。

/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp