第12章 〜愛を誓って〜
『大丈夫。必ず気持ちよくさせるから。
はじめは少し痛いかもしれないけど、頑張ってね。』
回らない頭で、何とか頷く。
『いくよ…』
うっ…イタッ………。ズボッ……。
『入ったよ。少し痛みになれるまでこのままでいるね。』
数分後、ジンジンとした痛みが少しずつ引いていく。
『そろそろ動くよ…。痛かったら、ちゃんとイタイって言ってね。まぁを大切にしたい。
それは本当だから…。』
『ぅん…。分かった。』
ゆっくり、ゆっくり、カルマが動く。
ッ!……イタ…イのと、少しの快感が入り混じる。
少しずつ早くなる律動…。
さっきまでの痛みがない……。
アッ……アンッ…っ…アンッ……。
『まぁ…愛してるよ……。』
『私も……カルマ、愛してる…』
激しさを増す律動に、愛を感じながら、この日、2人は初めて結ばれた。