第100章 未来(さき)へ
恵土『迅!なんだ…あれ?
モニター越しでも見たらアウト系か?
どっちだ?!』通信←いつになく緊張感溢れる怒鳴り声
迅『視界に入れるな!
見るな!入るな!!
逃げろ!!!』絶叫に近い叫び声が通信越しに木霊する
恵土『?』
びしっ
姿が噴煙で見えず互いに認識できない
その状態で言われ、?を浮かべていた折
急に全身の動きが鈍くなり、端から全身に急速に渡って動かなくなった
恵土『!!
身体が…動、か
(これヤバい!生身にしちまった2人だけでも!』ばっ!
右腕を右へ向けて半分振った状態で全身が固まった
敵の目も見ていない
だが…
視界に入る入らないに拘わらず、動きが固まり、硬化していった
庇って背に回していた二人を、咄嗟に物影へ飛ばした直後でのことだった
恵土『石、化…か(口、が…動かない
伝えるなら通信、で、か』
メデューサ『ふむ…
見つけた
後は連れ帰るだけですが…
神の力で抵抗されては厄介か』
恵土『!!(瞠目)
(なんで知って』
口は動かないものの、思いは通じているようだった
メデューサ『すっ)
原初の始祖神様…どうかお許しを』
掌を恵土へ差し出し向ける
同時期、噴煙が晴れて…互いの姿が認知出来る状態になった
見えた姿は…恐ろしいの一言だった
青白い肌の痩せこけた老人のような裸の上半身、下半身は日本の幽霊さながらに足が無く、髪は一本一本が全て蛇の形(独立して自由に動いてはいない)、全身が浮いている
それがただいるだけで
周囲にいただけの、鳥が、虫が、全て石化し、固まり、地へ落ちていった
人ではない何かが、恵土へ向ける右掌が、白い光を発し出した
恵土『!(動かない!!』
どおんっ!!
カメレオンで透明化した風間が恵土を姫抱きにし
移動しながらかわす
『おお!』『やった!』
再度噴煙が上がる中、風間が恵土ごとそれに紛れ込もうとした矢先
しかし…
風間『!!(足が』
足の関節部のみに目を向け
赤い目がギラリと眼光と共に睨み据える
風間の前へ移動し、メデューサは目を細めた
メデューサ『ふむ…
原初の世界神様か
他にも側近がぞろぞろとお揃いで…
やけに厳重な警備ですなあ』ふっふっふっ←目を細め肩を震わせ不気味に笑う
太刀川『知り合いか?』
メデューサ『知らんでよろしい
目に映らなくとも…魂で視れますでな』すっ←手を翳す
